徳島県北央部にある阿波市。
瀬戸内海式気候で日本で指折り数える恵まれた日照条件と、下流域でも美しい一級河川「吉野川」を有し、吉野川はかつて現在の位置ではなく、香川県との県境に位置していました。
悠久の年月を経て、山々の養分を運び、堆積され形成された日本で最も分厚い扇状地は四国でトップクラスの農業地帯となり、関西ではトップシェアを維持し続けています。
僕たち阿波ツクヨミファームは生物多様性をテーマに不耕起自然栽培で農産物を育てています。
【生産者】阿波ツクヨミファーム(株式会社経親)
【生産地】徳島県阿波市阿波町喜来地域
【栽培方法】自然栽培(農薬・肥料・動物性堆肥不使用、不耕起密生混植栽培)
【内容】季節に応じ、内容を変更していきます。
苦手なものやご希望などございましたらお気軽にお申し出下さい。
徳島の恵まれた自然条件で生物多様性をテーマに多品目を育てています。
丁寧な梱包と、柔軟な対応を心がけています。
ご希望が無い場合は、梱包に再利用のダンボールを利用いたします。
【土壌微生物多様性・活性値】
1,356,861(偏差値65.8)
全国上位5%に入っています。
-100万〜10万・・・資材等で微生物がほとんどいないもの
10万〜30万・・・土壌消毒を続けている土壌、病気が多発する(可能性含む)土壌
30万〜50万・・・農薬・化学肥料が過剰な土壌、病気が発生する(可能性含む)土壌
50万〜70万・・・ごく平均的な土壌、通路、裸地など
70万〜100万・・・土作りが比較的うまくいっている土壌
100万〜130万・・・豊かな土壌、農産物がおいしい、病気が起こりにくい
130万〜150万・・・大変豊かな土壌、農産物が大変おいしい、ほぼ病気が起きない
150万〜200万・・・極めて豊かな土壌、害虫が少なく、少肥料・少除草で栽培可能
200万〜・・・土ではなく、質の良いボカシや堆肥など
ツクヨミファームの品種の選定基準は育てて楽しかったもの、姿がキレイなもの、味や収量、まだ育てたことがないものです。
なので育てているお野菜は固定種に限らず、F1(交配種)でも育てたいものを育てています。
栽培方法(自然農)の都合上、少肥耐性(少ない肥料でもある程度の収量を得られる特質)も必要になってくるため、自家採種もするので、固定種が多くなってはいます。
ただ栽培方法(密生混植)の都合上、アブラナ科はほぼF1(交配種)になっていると思います。
どうしても消費者の方にも考えて欲しいことがあります。
直近であれば種子法の話題であったり、タネが危ないなど、不安になってしまう様な情報が拡がっていますが、ほとんどが不正確な表現で、残念ながら多くの人に誤解を与えてしまっているのが現状です。
F1(交配種)は決して危なくなんかありません。
よく、固定種、在来種などと言われていますが、これをまとめると栽培種です。
では天然の植物はというと野生種ということになります。
F1(交配種)で不安を煽る一番の文句は雄性不稔ですが、野生種、特に雄性不稔が懸念されているアブラナ科では5割程は自然に雄性不稔のものが現れます。
交配しやすいこと、雄性不稔であることも、他の遺伝子を取り入れるため、植物達が選んだ進化のための手段です。
栽培種になって数千年で失った特質(雄性不稔)と、ずっと維持し続けている特質(雄性不稔)。
自然が選択していることを人は不自然だと言っています。
F1(交配種)を作るには様々な個性的な固定種が必要なので固定種の育成にも繋がります。
日本ほど自然栽培に適した大地はなかなかありません。
細かい質問など頂ければ喜んで回答いたします。
有機や自然栽培の普及のためにも是非一度考えてみて下さい^^
阿波ツクヨミファームは農産物を無料にし、農業を根本解決(再構築)することを目指しています。
有機農業に転向するきっかけはモノの価値が無くなっていくという資料を見たことからでした。
僕にとってはモノ=農産物が無料になることが未来なんだから未来が分かっているなら未来=無料を目指そうという単純な発想です。
AIにロボットと今ではそれは現実味を帯びてきています。
しかし、農業経験はあっても農業のことを知ってはいなかった僕は農業のことを知ることから再スタートしました。
現在の日本においては農業はGDPに占める割合は1%に過ぎません。
1%であるなら0にする方が多くの人を幸せにできるのではないか?
また未来において無料=効率化が進む中で最後に効率化されるものは何だろう?とある仮説を立てました。
農産物を無料にすることは、極端な話、困るのは農家です。
多くの課題やしがらみを解決することよりも、僕にとってはハードルが低く、シンプルに感じられました。
そして、世界の農地の80%は家族経営の農家で、家族農家は世界の労働人口のおよそ半分を占め、世界の食糧生産(金額ベース)の70%を担っています。
農業を根本解決(再構築)することは何よりも多くの人を幸せにすることができるんです。
農業を手段に、
誰も諦める必要の無い社会、誰もが挑戦し続けられる社会、本当の自由をつくることが僕たちのミッションです。
僕たちはエネルギーを消費し耕起することをやめました。
機械の代わりに、虫や植物の根が土を耕しています。
一般的に農業は光合成から始まる炭素固定が耕起により、結果大気中に放出されることで、温室効果ガスの主要な排出源となっていますが、不耕起栽培は土壌に炭素を貯留することを維持できます。
4パーミル・イニシアチブの様な国際的な取り組みもあります。
鳥も動物も、昆虫も目には見えない小さな生き物も、地上や土壌の生き物がどう多様に豊かになるかということだけを考えます。
生き物に影響を与えない様に、除草剤やホルモン剤、化学農薬や硫酸銅の様な毒性の強い有機JAS認証農薬を利用せず、生態系防除のみで成立する様環境構築を工夫しています。
土壌バランスの偏りが起こらない様、化学肥料、有機肥料、動物性有機物・堆肥ともに利用していませんが、
刈草、草堆肥、ワカメ等海藻、落葉枝、竹炭(粉砕竹)、木炭(粉砕木)、米糠、籾殻を状況により利用(マルチ)します。
土壌に漉き込むことは無く、ある程度の期間は必要ですが、時間の経過とともに肥料分としていつかは働きます。
また野菜に限らず、花など様々な植物を密生混植させることも特徴です。
1つの畝に10種類以上となることも珍しくはありません。
常に数十種類以上、雑草も含め、周囲の環境より種の多様性を突出させることで昆虫を呼び、昆虫を食べる生き物や鳥を呼びます。
ご希望が無い際はお届け時に再利用のダンボールを使用したり、ビニールマルチは使用せず、誘引等に分解できる麻紐を利用したり等、プラ製品の利用とゴミの排出を極力減らす様努めています。
米(アキサカリ)、さつま芋、葉付き小蕪、葉付き人参、間引き葉人参、ジャガイモ、里芋、筍芋(里芋)、自然薯(大和芋)、ヤーコン、菊芋、キャベツ、サラダケール、プチヴェール(非結球芽キャベツ)、ロメインレタス、サンチュ、ブロッコリー、スティックブロッコリー、チンゲンサイ、わさび菜、コーラルフェザー(からし菜)、菜花、サラダほうれん草、スイスチャード、春菊、明日葉、青葱、白葱、パセリ、ローリエ、ローズマリー、ミント、コリアンダーシード、トマト、フルーツトマト、ミニトマト、蜜柑、デコポン、苺