ごひいき

7/16の畑には雑草が目立っています。梅雨のこの時期はいくら頻繁に除草、草刈りをしても雑草の成長には勝てません。畑手前側の大根、小松菜等収穫を終えた畝に耕運機を入れたいのですが土の水気が多くてとても耕すことができず雑草は生え放題ですがそろそろ小豆の種蒔準備時期でもあり梅雨明けを待ち望んでいるところです。

写真の里芋（赤芽大吉、石川早生、海老芋、白芽大吉、筍芋、土垂、八頭）、サツマイモ（安納芋、土佐紅、紅はるか）の育ちは例年以上のようで楽しみです。
芋類では菊芋、山芋（丹波山の芋、長芋）の他、生姜も栽培しております。
11品種栽培したジャガイモ、玉ネギは収穫を終えて何時でもお届けできるように貯蔵しております。

品種は生姜の本場、高知から種生姜を取り寄せた『土佐大』で順調に育っていますが、雑草も負けずに順調にそだっており梅雨明けを待って除草し追肥後、刈草を敷いて暑さ対策をしてあげます。
新生姜としてのお届け開始は10月初旬を予定しております。

菊芋は糖尿病の改善に効果があるとされており数年前より栽培していますが、昨年は夏場の暑い時期の水遣りを怠り9割程度を枯らしてしまいましたので、今年は昨年の二の舞にならないよう手入れしなければと思っています。

画像はアルツハイマー型認知症の予防に効果があるとされているムクナ豆と正月料理には欠かせず、枝豆としても人気の丹波黒豆です。
豆類では他にも、インゲン、二度豆(うずら豆)、落花生等も栽培しており、7月末には小豆の種豆まきを計画しております。

　化学肥料の使用を少しでも減らすため、元肥料には地元養鶏業者さんの凄いネーミングの鶏糞『鬼に金棒』を惜しむことなく使用しております。
　この鶏糞は土壌改良にも良いとされており土づくりが重要な野菜作りには持って来いの鶏糞です。
　また、農家仲間から処理に困っている稲のもみ殻や、コメのすり糠、および刈り取った草などは畑に混ぜ込むなどして土づくりをしています。
　私は鬼ではなく家庭菜園に毛の生えたようなアマチュア農家ですが、『鬼に金棒』の力を借りて規格外品にされないような安全・安心の野菜作りを目指します。

　規模の小さな家庭菜園時代には神戸の畜産業者さんより豚糞を購入し福知山の畑まで運んでいましたが、規模を拡大した家庭菜園でも今年から豚糞も使うことにしました。
　しかし、運ぶのは乗用車であり一度に運べる量はせいぜい100kg程度ですが毎回少しづつでも持ち帰り鶏糞の『鬼に金棒』とダブルで頑張ってもらいます。

　畑の周りは殆ど稲作用の田んぼで、稲作農家さんより稲刈り脱穀後の籾殻を無料で大量にいただけます。
　畑は元々田んぼで水はけが悪いため土壌改良目的で土の中にすき込みます。
　また種を蒔いた後、土の上に籾殻を蒔くことでマルチシートの代わりをしてくれると共に、芽生えた苗が雨に叩かれて傷むのを防いでくれます。

　子芋、キュウリ、ナス等、水を欲しがる野菜は土の乾燥に弱いため刈草を根元に敷いてあげていますが、実は土の乾燥防止だけが目的ではなく、土づくりも大きな目的の一つであります。
　NHKでも『緑肥』のメリットとして紹介されていましたが、有機栽培の原点ではないかと思います。

　キャベツ、小松菜、チンゲンサイ等、虫の被害に遭いやすい葉物野菜は左の写真の通り防虫ネットで覆って育てるて無農薬栽培にこだわっておりますが、それでも虫に食べられたり、青虫等が付いていることがあり無農薬栽培の限界を感じており、被害のひどい場合に限り食品成分生まれの殺虫剤（写真右）を使用させていただいています。

夏野菜定番とも言えるキュウリ、トマト、ナス、ピーマン類、量は少な目ながら収穫できるようになりました。
キュウリはピクルスに向いているミニキュウリの他、今年初めてマイクロキュウリの栽培に挑戦しております。

キュウリ、トマト、ナス、ピーマン類の他、ズッキーニも収穫できており、オクラも収穫間近となっています。

アブラナ科類の葉物野菜は露地栽培での端境期に入りましたが、代わってエゴマの葉、大葉、バジル、モロヘイヤ等が食べ頃となっております。
エゴマの葉と味噌で作る『エゴマ味噌』は白ご飯のお友に最高です。

画像はバターナッツカボチャで、他にも小さ目サイズのあかまろ、きみまろの他ロロンも栽培しておりますが、早ければ7月下旬には収穫できるのではと思っております。冬瓜も栽培しておりますが、こちらの収穫は8月下旬頃かと思います。

トウモロコシは4月に種を蒔いたゴールドラッシュを先日収穫しましたが、実は歯抜けが多く、また無農薬のため虫食いに遭うなどでとても商品にはならない出来で残念な結果となりました。
画像は6月に種を蒔いた今話題の大和ルージュと言う品種で、ゴールドラッシュの二の舞にならないよう手入れしなければと意気込んでおります。