柚子のみ育てています。
西米良村は宮崎県の九州山脈ど真ん中あたりに位置しており、標高が高く昼夜の寒暖差が激しいため、青柚子の香りにはご好評頂いております。
夏の暑さは、たまに全国1位をとるほど暑く、冬は宮崎なのに雪が降ります。
厳しい環境で育った柚子は、なかなかに特徴ある柚子となりますのでお試し頂けたら幸いです。
黄柚子は、カラーリングをしておらず(人工的に熟すのを早めること)、自然と色づくまで収穫しませんので、早め(10月)の出荷はできません。
また、有機栽培の柚子も栽培しており、こちらは肥料もオーガニックです。通常の柚子とは味も違っています。今年で3年目となりますので、来年有機JAS認定して頂く予定です。
天然肥料の参考写真。
手作りです。
参考写真
大きさと重さの参照写真
青柚子の参考
8月 玉は小さいが、最も緑が濃く、香りが高い 果汁はない
9月 玉は大きくなるにつれて、緑が薄くなっていく。香りはまだまだ強いが、8月ほどではない。それでも、香りが強いと言われるのが西米良産の柚子。果汁も多少とれる。
夏の時期は青柚子になりますが、これでもかと太陽を浴びた青柚子は、とても芳醇な香りのする柚子になります。
東京北品川、ミシュラン10年連続獲得の某フランス料理店にて使用されている柚子は西米良産です。
九州の宮崎でも、冬は標高が高いため氷点下になるのは普通です。雪も降ります。
黄柚子は霜が降りる度に、酸味のある果汁からどんどん甘くなっていきます。
皮まるごと食べることができ、食べられないのはタネのみです。(タネも調理すれば食べられます。)
黄柚子は古くから冬至でお風呂に入れることが定番ですが、食に関しても用途は多岐に渡り、ジャムやぽん酢、羊羹やお正月のナマスの器としても使われます。
寒い日は皮を刻んでうどんに入れると香りを楽しみながら体も温まり、日本人で良かったと思えるかと思います。
外国のお知り合いがいらっしゃいましたら、是非とも体験させてあげて頂きたいです。
柚子は「皮」がとても大切なので、病気や虫の被害から守る必要があり、農薬を使用します。
ですが、私の園の柚子は、農協が推奨する農薬散布の6割削減した、減農薬の柚子です。
毎年残留農薬のチェックを行うことはもちろん、無農薬に認定されない農薬散布も「実がなる前」の散布のみになります。
現在までに健康被害は無いことはもちろんのこと、残留農薬のチェックにも引っかかったことはありません。
春の新芽のための農薬なのですが、新芽は人間の赤ちゃんみたいなもので、虫は好んで寄ってきますし、病気にも弱いため、予防の農薬を散布しています。
それでも農薬が気になる方のために無農薬の柚子もありますので、両方お試し頂けたらと思います。
初めに、無農薬はキズがあります。
キズは、虫食い、トゲキズ、日焼け、です。
人間と同じで、夏場に外に無防備で出ると蚊に刺されるように、柚子が無防備の状態で育っていますので、虫にヤラれます。
それでも、柚子は「皮」が大事なので、園内には虫よけにミントを植えて、虫の被害を抑えるようにしています。
無農薬は、あくまで農薬を使わないというだけで、肥料まで制限はないので、化学肥料を使用することができますが、私の柚子は、乳酸菌とカテキンを配合した天然由来の肥料を使用しています。
柚子の樹1本につき、5ヶ所ほど穴を掘って施肥しており、非常に手間暇かけて育てた柚子です。
乳酸菌とカテキンには、生育の他な病気に強くなる効果も期待して使用しています。(樹も病気にかかります。)
日本で唯一(恐らく^^;)のプレミア柚子です。
西米良の柚子の特徴は、青柚子の「香り」です。
厳しい環境で育つ柚子は、芳醇な香りのする柚子になります。