ごひいき

5/11の畑、少し賑やかになってきました。写真では見えませんが、オクラ、キュウリ、トマト、ナス。ピーマン系等の夏野菜苗植え付けも始めております。
この時期は野菜の成育が早く畑に出るのが楽しくなりますが、雑草の成育は野菜以上で例年除草が後手後手になりがちですが、今年は後手に回らないよう早目早目の除草に心がけています。

芋類以外の根菜では画像の大根、ニンジンの他、かぶ、はつか大根、ビーツ、ラディッシュ等も順調に育っております。

ジャガイモはアンデスレッド、キタアカリ、メークインを多目に栽培しており、他にもインカのめざめ、シャドークイーン、男爵、十勝コガネ、ベニアカリ、北海コガネ、メークイン、レッドムーン等も少しづつながら栽培しています。成育状況は品種によばらつきがありますが例年通り6月上旬には収穫できる見込みです。

ホワイト6片、マイルドエックス等、計5種類栽培していますが、何れも例年以上の成育状況で先日より芽が出始めており『ニンニクの芽』としてお届けさせていただいております。

芋類はジャガイモの他にもサツマイモ（安納芋、土佐紅、紅はるか）、里芋（赤芽大吉、石川早生、海老芋、白芽大吉、筍芋、土垂、八頭）、山芋（丹波山の芋、長芋）、および菊芋、生姜等も栽培しております。

　化学肥料の使用を少しでも減らすため、元肥料には地元養鶏業者さんの凄いネーミングの鶏糞『鬼に金棒』を惜しむことなく使用しております。
　この鶏糞は土壌改良にも良いとされており土づくりが重要な野菜作りには持って来いの鶏糞です。
　また、農家仲間から処理に困っている稲のもみ殻や、コメのすり糠、および刈り取った草などは畑に混ぜ込むなどして土づくりをしています。
　私は鬼ではなく家庭菜園に毛の生えたようなアマチュア農家ですが、『鬼に金棒』の力を借りて規格外品にされないような安全・安心の野菜作りを目指します。

　規模の小さな家庭菜園時代には神戸の畜産業者さんより豚糞を購入し福知山の畑まで運んでいましたが、規模を拡大した家庭菜園でも今年から豚糞も使うことにしました。
　しかし、運ぶのは乗用車であり一度に運べる量はせいぜい100kg程度ですが毎回少しづつでも持ち帰り鶏糞の『鬼に金棒』とダブルで頑張ってもらいます。

　畑の周りは殆ど稲作用の田んぼで、稲作農家さんより稲刈り脱穀後の籾殻を無料で大量にいただけます。
　畑は元々田んぼで水はけが悪いため土壌改良目的で土の中にすき込みます。
　また種を蒔いた後、土の上に籾殻を蒔くことでマルチシートの代わりをしてくれると共に、芽生えた苗が雨に叩かれて傷むのを防いでくれます。

　子芋、キュウリ、ナス等、水を欲しがる野菜は土の乾燥に弱いため刈草を根元に敷いてあげていますが、実は土の乾燥防止だけが目的ではなく、土づくりも大きな目的の一つであります。
　NHKでも『緑肥』のメリットとして紹介されていましたが、有機栽培の原点ではないかと思います。

　キャベツ、小松菜、チンゲンサイ等、虫の被害に遭いやすい葉物野菜は左の写真の通り防虫ネットで覆って育てるて無農薬栽培にこだわっておりますが、それでも虫に食べられたり、青虫等が付いていることがあり無農薬栽培の限界を感じており、被害のひどい場合に限り食品成分生まれの殺虫剤（写真右）を使用させていただいています。

葉物野菜はキャベツ、京水菜、小松菜、サニーレタス、サラダレタスミックス、しろ菜、白菜、パセリ、ビタミン菜、ベンリ菜、ほうれん草等を栽培しており、5/11時点の収穫品は写真のほうれん草とサニーレタス、パセリ、ビタミン菜程度ながら、他の葉物も順次収穫できる見込みです。

4月初めに花が咲き始めたそら豆、5/11時点の鞘は画像の通りでそろそろ収穫できそうです。

3品種（うすいエンドウ、絹さやエンドウ、スナップエンドウ）栽培しているエンドウ類、絹さやとスナップエンドウは収穫最盛期となっています。豆を食べるうすいエンドウは収穫までもう少しかかりそうです。

極早生、早生、中生、晩生品種で合計7種類の玉ネギを栽培していますが、肥料には鶏糞だけしか使用していないせいか今年も小さ目です。
極早生の愛知白と金豊は収穫しております。

２種類(赤ひげ、根深一本ネギ)栽培している長ネギは収穫時期となりましたが、頑張って土寄したつもりも思った長さとはならず短めです。